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2007年 05月 01日
ゴールデンウィーク前半は春の清清しい晴天の日と思いきや激しい雨、雹、雷と散々な日、夏日と天候の変わりやすい毎日でしたが、皆さまはどんな休日をお過ごしなりましたか?
海外に出発の方、国内でのんびり旅行の方、東京の新スポット散策、それとも人混みを避けてゆったり過ごされている方……満喫なさっていることと思います。 私は前半は仕事でしたが、いよいよ明日から…気になる美術館巡りとなりそうです。 さて、最近出かけた展覧会からお勧めしましょう。 東京都庭園美術館で開催の「- ホノルル美術館所蔵品より - 大正シック」(7月1日まで)。”Japanese Modernity,Nostalgia, and Deco ” 大正(1912-1926)、デモクラシーとともに個人個人の主観やロマンチシズムを尊重するようになり、西洋の文化や芸術を取り入れ、そして広まってきた時代。 そんな時代の様子を描いた絵画、工芸品、着物といったものが展示されています。 東洋のものと西洋のものとを上手に融合していこうとしている人がいるなか、西洋の方が優れていると考え西洋志向の人も多くいた時代、西洋化していくことで近代的になっていったとしたら、”日本人としてのアイデンティティー”はどこにいったのであろうか?といった問題提起もしています。 そんな時代、女性の変化がめまぐるしく、着物から洋装に、洋装までには行き着かなくてもその着物の柄は派手な幾何学模様だったりなんとも言えない華やかな色合いだったり、当然メークやアクセサリーも合わせ変化し、社会に出て活発に活動する人、煙草片手にお酒をたしなむなど時代の移り変わりとともに女性の社会的、文化的なかかわりにも変化が見られます。 変化の時、当時"モガ"と言われていた"モダンガール"達と相変わらず和装姿の保守的な女性の対照的な様子もまた面白く表現されています。 そんな細かなディテール部分をじっくり見るのも楽しい見方でしょう。 この美術館、東京都庭園美術館は朝香宮邸として1933年(昭和8年) に建てられた建物を、そのまま美術館として公開しています。 当時ヨーロッパで広まっていたアールデコ様式をフランス人のデザイナーによって設計、内装された空間に飾られた絵画や工芸品などは、この建物にしっくりと溶け込んでいます。 有名なラリックのレリーフやシャンデリアを間近に見られるのもなかなか無い機会です。 そして”庭園”と名がついているとおり、お庭も美しいです。 季節ごとに変化のある木々、花壇には色とりどりの花、もう少しするとバラがきれいに咲いてくるでしょう。日本庭園に、お茶室まであります。 少し離れたところには高速道路もあるというのに、とても静か。 都会の真ん中とは思えないような、緑溢れるオアシス。 日々の喧騒から離れてきっとリラックスできることでしょう。 良かったらこの休みに訪れてみてくださいね。 人気blogランキングへ クリックで票が入るそうです。よろしかったら、上のバナーをクリックしてみてください。
by yurimtmt310yyy
| 2007-05-01 23:45
| EXHBITION/ART
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